イータックスの活用を/税務署
下地市長が電子申告/昨年は8割の市民が利用
国税電子申告・納税システム「e-Tax」(イータックス)による申告セレモニーが24日、市役所平良庁舎であり、下地敏彦市長が2014年分の確定申告を行った。下地市長は「毎年利用しているがとにかく便利。多くの市民に利用してほしい」と話した。宮古島税務署管内におけるe-Tax等の利用率は好調に推移。13年分申告は全体の83・6%(国税庁HP作成書面申告を含む)の市民が利用している。
e-Taxは、インターネットを利用して電子的な手続きを行うシステム。国税の▽所得税▽贈与税▽法人税▽地方法人税▽消費税▽復興特別法人税▽酒税および印紙税-に係る申告を電子データの形式で提出することができる。
e-Taxによる申告のメリットは▽税務署に出向くことなく、自宅で申告できる▽添付書類の提出省略▽還付がスピーディー(2~3週間程度)▽時間利用が可能-の4点。宮古島税務署では、これらの利点を訴えながら電子申告の普及促進を図ってきた。
この結果、宮古管内の普及率はぐんぐん上昇。12年分は全体の81・6%、13年分は83・6%に伸びた。沖縄国税事務所管内の58・4%を上回る利用率で、高い利用率が裏付けられた。
申告セレモニーでは、下地市長自ら送信ボタンを押して電子申告を完了。申告データは瞬時に宮古島税務署に提出された。
下地市長は「わざわざ税務署に出掛けて行かなくてもこうやって簡単に申告することができる。パソコンを使って気軽に利用できるシステムなので、ぜひ多くの市民に利用していただきたい」とe-Taxの一層の普及に期待を込めた。
税務署では「確定申告は期限間近になって慌てるのではなく、e-Taxを利用して早めの申告をお願いしたい」としている。
また、住民基本台帳カード等を持っていない人は国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp)から申告書を作成、書面で印刷して窓口または郵送で提出するよう呼び掛けている。