委員長に不信任案/西里氏資格審査特別委
野党「委員会運営が不適切」
西里芳明市議の議員資格を審査する第7回資格審査特別委員会(垣花健志委員長)が24日、市役所平良庁舎で行われた。委員会の冒頭、国仲昌二議員が前回の委員会後に垣花委員長が与党議員と同席しマスコミ報道に対する見解を述べたこととこれまでの委員会運営を問題視して委員長不信任決議案を提案した。賛成少数で否決されたが垣花委員長は「私自身、さまざまな点から反省すべき点が多かったと思う。おわびしたい」と謝罪した。
不信任決議案では、前回の委員会後に垣花委員長が与党議員と同席してマスコミ報道に対する見解を出したことは「委員長自ら委員会の議論を一部の委員の意見に誘導していることを認めていることになり、公正公平な委員会運営を求められる委員長としてあるまじき行為」としている。
さらに、第3回委員会報告で、まだ諮っていない参考人招致について垣花委員長が勝手に西里氏本人と長濱政治副市長に確認したことと、対象となっている建設会社への文書請求やそのやりとりについても問題視し、これまでの委員会運営は不適切と訴えた。
この不信任案提案で午前の委員会は終了。再開した午後の委員会で挙手による採決を図り、賛成少数で否決された。
亀浜玲子議員は「前回の委員会では国仲議員が西里氏が役員を務めていた建設会社が『兼業禁止に当たるとされる法人には該当します』と『市との請負関係はあった』という二つを確認し、垣花委員長は『よろしいと思います』と言われ、ほかの皆さんからも反論もなかった。これはつまり合意で共通認識で話は進んだと認識している」との見解を述べた。
亀浜議員は再度、この二つの質問に対してどういう解釈をしていたのかを垣花委員長とほかの与党議員に確認した。
垣花委員長と与党議員は市との請負関係があった事実については認め、「兼業禁止に当たるとされる法人に該当するか」については「該当したと判断はしていない。あくまでも想定できる法人かということで議論していくものと理解している」との見解を述べた。