社会・全般
2015年2月26日(木)9:00
下地島空港で消火、救出訓練/70人参加
航空機炎上を想定
2014年度下地島空港航空機事故消火救難総合訓練(主催・県下地島空港管理事務所)が25日、同空港のエプロンで行われた。宮古島市消防本部、下地島空港施設など12の関係機関から約70人が参加し、航空機事故による火災発生を想定して連携と協力体制を確認した。
訓練は乗員・乗客130人を乗せたABC航空のA320型機が着陸後の停止直前に左翼エンジンから出火、炎上し、負傷者が出たとの想定で行われた。
マイクロバスを炎上中の航空機に見立て、空港に配備されている大型消防車で初期消火を行い、市消防本部伊良部出張所のポンプ車が応援に駆け付けた。
負傷者は市消防本部が設置した救護所に担架または徒歩で移動し、重傷者は救急車で宮古病院へ、軽傷者は徳洲会伊良部診療所に搬送する訓練を実施した。
終了後、空港管理事務所の百名正人所長は「万一の事態を想定して年一度実施する訓練。皆さんの協力で非常にてきぱきと有意義な訓練ができた」と講評した。