県大会で優勝、全国へ/自動車整備技能競技大会
宮古初、下地・古波蔵ペア
県自動車整備技能競技大会(主催・県自動車整備振興会、県自動車整備商工組合)がこのほど、浦添市で開かれ、宮古から出場した富士自動車整備センターの下地則充さん(36)と池村自動車整備工場の古波蔵聖公さん(33)のペアが優れた技術を発揮し、見事優勝した。宮古からの優勝は初めて。10月に東京で開かれる全国大会への出場予選を兼ねていることから、2人は県代表としての出場権を獲得した。
2人は、同振興会宮古支部の平良敏夫支部長や関係者と26日、宮古毎日新聞社を訪れ、優勝を報告した。
平良支部長は「宮古で整備士の担い手が少ない中で、2人がペアを組んで優勝したことは宮古の自動車整備業界の活性化につながる。2人を支えた会社代表や同僚たちのおかげでもある。全国大会でも優勝を目指してほしい」と激励した。
下地さんは「大会に出場するまでは夜の11時まで8位以内を目指して頑張った。会社の関係者には感謝でいっぱい。もっと技術を磨いて、全国大会では優勝を目指したい」と意気込む。
古波蔵さんは「2人で大会に向けて2カ月余り上位入賞を目指して取り組んだ。沖縄代表に選ばれてうれしい。全国大会の目標は優勝」と気持ちを引き締めていた。
大会は業界の健全な発展と自動車の安全を確保し交通事故防止、公害防止に寄与することなどを目的に毎年開かれている。