教育・文化
2015年3月1日(日)9:00
2学科の歴史に幕/食品科学・環境工学
宮総実で「閉科式」
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)の食品科学と環境工学の両科が閉科されることとなり28日、同校体育館で閉科式を行い歴史に幕を閉じた。
両科の前身は1948(昭和23)年に宮古水産高校と宮古農林高校に設置された。以後、学校統合や科の改称で68年間の変遷を経て今日に至った。
閉科式には全生徒と職員が参加。伊志嶺校長は「多くの人材を育成し、卒業生の多くが地域振興に貢献している。人口動態など時代の変遷により閉科となる両科の皆さんは卒業を迎えるが、学校での素晴らしい実績を誇りに今後とも頑張ってほしい」と式辞を述べた。
これに対し、食品科学科の島尻奈緒さんと環境工学科の嘉手苅聖茄さんが代表であいさつし「学校では多くを学び体験した。それを基に卒業後も頑張りたい」と抱負を語った。
両科の統合で新たな科となった「食と環境科」を代表して根間塁さんが激励の言葉を贈った後、両科の代表から科の看板が返納され、科の歴史に幕を閉じた。