色彩豊かな作品ずらり/第9回アキュリア展が開幕
市伝統工芸品センターで展示
絵画教室アートスペース・アキュリア(西里恵子主宰)の第9回アキュリア展が28日、市伝統工芸品センター(上野字野原)多目的展示室で始まった。今回は公募たぶろう沖縄支部展、アットホームこころデイサービス絵画クラスの作品展との同時開催。油絵や水彩画などの大作から小品計35点が会場を彩っている。3日まで。入場無料。
オープニングセレモニーで西里さんは「絵を描くのは、自分と向き合う孤独な作業。今回の絵画展は、自分の中にある美意識を表に出すというチャレンジ的な作品が多い」と述べ鑑賞を呼び掛けた。
会場には、身近な自然や植物などの特徴を色彩豊かに表現した作品が多く、訪れる人たちの目を引いている。
出品者一人一人が、作品への思いなどを紹介。自分で栽培しているオクラの花を描いた大浜美也さんは「オクラには細かなとげがたくさんあることや、葉が大きいなどの特徴を知ることができた」と話し、新たな視点や発見に結び付く絵画の魅力を話した。
作品のタイトルは隠されており、西里さんは「作者のタイトルのほかに、来場者が見て感じたことをタイトルにするという参加型の展示会にした。絵と会話し、インスピレーションを働かせてほしい」と話した。
開催時間は午前10時~午後6時まで。3日の最終日の入場は午後5時まで。