赤ちゃんに絵本贈ろう
ブックスタート、企業が協力
絵本図書室ありんこ文庫の運営代表、池城かおりさんは8日、市内カフェで会見し、赤ちゃんや妊婦に絵本を贈る活動「ブックスタート」を今年も開催すると発表した。今回は資金調達で地元企業の協力が得られたことを報告。「より多くの赤ちゃんに絵本がプレゼントできるよう、活動を強化していきたい」と話した。
「はじめまして絵本プロジェクト2015企業コラボレーション」と題し、企画に協力してくれた店で飲食や商品を購入すると、金額の一部が同プロジェクトに寄付される。期間は今月31日まで。
ブックカフェブレス▽あずき屋▽宮の華▽パラダイスプラン▽よしもと南の島パニパニシネマ▽ヴァロクヴァ▽バーニーズグループ-の計7社が賛同。今後も募る。
会見には賛同企業も出席し「女性が多い会社で、目線は母親と同じ」(宮の華)、「絵本を身近に感じられる環境づくりに協力できれば」(バーニーズグループ)と話し、絵本との出会いを応援していく考えを示した。
パラダイスプランは、宮古の小学校に図書を贈る活動と同時に「絵本プロジェクト」の募金も合わせて実施する。
宮古島市での「絵本プロジェクト」は2009年に始まった。これまでに約600人の赤ちゃんに絵本を贈っている。
池城さんによると、宮古島市では年間約600人の赤ちゃんが誕生しているが、まだまだ多くの赤ちゃんに絵本を提供できない状況だという。
池城さんは「絵本は親と子の関係を深めるツール。もっともっと社会的な広がりにつなげていきたい」と話した。
今年の「絵本プロジェクト」の受け付けは4月から開始する。
問い合わせはありんこ文庫の池城さん(電話090・8291・5852)まで。