離島チャーター便支援へ/県議会経済労働委
座喜味氏が観光振興など質疑
【那覇支社】県議会(喜納昌春議長)の2月定例会は13日、総務企画、経済労働、土木環境、文教厚生の4常設委員会を開いた。
経済労働委員会(上原章委員長)で、座喜味一幸氏(自民党)は離島の観光振興などを取り上げた。
座喜味氏が離島観光活性化促進事業の概要と取り組み状況をただしたのに対し、前原正人観光振興課長は来年度の事業費3億3600万円(今年度比3600万円増)を提示した上で、「離島空港の航空路開設のチャーター便支援として本土から離島にチャーターする旅行会社に助成し、離島観光基盤強化の観光協会連携プロモーションとして、宮古観光協会に委託しプロモーション事業を仕立ててもらう事業費などに充てる」と説明した。
離島チャーター便の誘致については「基本的には航空会社と旅行会社が商談して(旅行)商品を作ってもらうが、県も両社に離島直行便の商品開発を働き掛けている」と述べた。
さらに、湧川盛順文化観光スポーツ部長が「伊良部大橋開通に伴い、全日本空輸(ANA)が6月~9月の期間運航で(関西)直行便を飛ばす。この期間の搭乗率をどう高め、今後もいけるというデータをANAに示せるかが大事。県も関西地区に対する宮古のプロモーションに力を入れて、安定的な就航のできる仕組み作りに取り組んでいる」と報告した。
格安航空会社(LCC)や国内外のチャーター便への着陸料の軽減には「就航する航空会社にはコストの軽減につながるので、県土木建築部と連携して働き掛けたい」と話した。