300人が笑顔の交流/知的障がい者スポーツ大会
キックベースボールに歓声
「宮古地区知的障がい者スポーツ大会」(主催・県、県手をつなぐ育成会、宮古地区手をつなぐ育成会)が14日、宮古青少年の家で行われた。五つの施設の利用者やボランティアなど約300人が参加し、キックベースボールを楽しみながら笑顔の交流を深めた。 同大会は「支えあい、助け合おうよ宮古の仲間たち!」をスローガンに、軽スポーツを通して知的障害者相互の親睦を図りながら、自立と社会参加の促進に寄与することが狙い。
今年の大会には、あだん▽みやこ学園▽あけぼの学園▽ふれあいの里▽デイサービスセンターいけむら-の利用者が参加した。
主催者あいさつで、宮古地区手をつなぐ育成会の山里秀夫理事長は「最後までみんなと楽しい時間を過ごしてほしい」と述べた。
また、下地敏彦市長も「きょうは力一杯みんなで楽しく頑張ろう」と呼び掛けた。
キックベースボールは、ソフトボールのルールで、守備はグローブを使わず手でキャッチし、攻撃はバットの代わりに足でボールを蹴り得点を競う。
この日は5施設の参加者が11チームをつくり、AグループとBグループに分かれて試合を行った。
参加者たちはサッカーボールより一回り大きく柔らかなボールを思いっきり蹴り上げて試合を楽しみ、応援に駆け付けた保護者らからは一つ一つのプレーに大きな歓声が起こった。
試合後は、上位チームに賞品が贈呈され、参加者たちは笑顔の交流を楽しんだ。