「褒め上手になろう」/松尾さんが子育て講演会
子育て講演会(主催・市障がい福祉課)が14日、市中央公民館で開かれた。「子どもが変わるプラスの関わり術」と題し、臨床心理士の松尾理沙さんが上手な褒め方のポイントを紹介。「家庭の中で子供が喜ぶ褒め言葉をたくさん使おう」と呼び掛けた。
「褒められたら誰でもうれしい」と松尾さん。女性には「作った料理をおいしいと言われたら『よし次も作ろう』と思うはず」、男性には「食器を洗った場合『助かった』と言われたら『次もやろう』という気持ちになるはず」と話し、「褒められるとうれしいし自信も付く。大人も子供も一緒」と語った。
参加者に子供が喜ぶ褒め言葉を書かせ、「これがすらすら書ける人は、日ごろから子供を褒め上げている証拠」と延べ「褒め言葉は『キンコンカンコーン』でも何でも良い。その子にとって良い褒め言葉はいっぱいある」と話した。
「褒める言葉で埋め尽くされるような環境を作ってほしい」と語彙(ごい)を豊富にすることを強調。「お兄ちゃんだね」「さすが」「ありがとう」などと、年齢に応じた褒め言葉を使うことも大切だと訴えた。
「一番大事な言葉にマルを付けてスペシャルな言葉にしよう。この褒め言葉はこの時に使おうとか、メリハリを付ければ子供たちの良い行動が増える」と話した。
会場には子育て中の女性らが大勢詰め掛け、松尾さんの講話に聞き入っていた。