姿勢サポートの方法学ぶ
理学療法士・伊藤さん指導/ポジショニング講習会
福祉施設職員らを対象とした「姿勢をサポートし生活を支えるポジショニング講習会」(主催・ナチュラルハートフルケアネットワーク沖縄みやこチーム)が15日、栄寿園で開かれた。理学療法士の伊藤亮子さんが、ベッドで長時間を過ごす支援対象者の姿勢をサポートする具体的な方法などを紹介した。
姿勢を直す上での基準について、見た目に気になるところだけでなく、体の傾きやねじれなど本人の体を実際に確認することが必要との考えを示す伊藤さん。床ずれや体の傾きなどを抑制するための道具の一つとして、さまざまな大きさの枕やクッションが活用できることを実際にクッションなどを使って説明した。
ただ、クッションなどを使ってもすべての問題点を解決できない可能性もあるとした上で、懸念がある場所があれば、対象者にその部位に不具合を感じるようになったら知らせてもらうようしたり、できるだけこまめに確認をするよう呼び掛けた。
講習会には約30人が参加。説明を聞いたほか、グループに分かれ実際に寝ている人の姿勢をサポートする方法を学んだ。