11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
イベント 社会・全般
2015年3月25日(水)9:00

今年の開催は中止/ロックフェス

実行委 観客の輸送能力低下理由に


会見で今年のイベント開催休止を発表した実行委員会=24日、市内ホテル

会見で今年のイベント開催休止を発表した実行委員会=24日、市内ホテル

 ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル実行委員会(野津芳仁委員長)は24日、市内のホテルで会見を開き、6月20日に開催を予定していた11回目となる同フェスを休止すると発表した。

 同実行委の野津委員長は、休止の理由について伊良部大橋開通により観光客が大幅に増加してる中、一部航空会社の那覇-宮古路線廃止などで観客の輸送能力が低下することなどを理由に挙げた。

 野津委員長は「この二つの要因は開催に向けて致命的であり、さらに厳しい予算運営の中での開催は困難な状況となった。今年は苦渋の決断となったが、来年は必ず開催したいと思う。そのためには資金面を含めて地元の協力を呼び掛けていきたい。また、来年の開催に向けてはいろいろなことを見直しながら多くの人に喜んでもらえる効率的で効果的なイベントにしたい」と述べた。

 同実行委では、11月に予定している宮古の産業まつりの中で、イベントを計画しており現在、調整中。

 10周年を迎えた昨年の同イベントは、県出身バンドのモンゴル800をはじめ、ケツメイシ、ドラゴン・アッシュ、ザ・クロマニヨンズ、湘南乃風、細美武士ら人気アーティストが多数出演した。

 来場者総数は6469人で、内訳は県外からが2423人、県内島外は890人、島内3156人だった。イベント本番だけでなく、前夜祭、当夜祭、後夜祭も合わせたイベント全体の延べ来場者数は9769人だった。

 同イベントの経済効果について、りゅうぎん総合研究所では宿泊費や飲食費、交通費などの直接効果は2億2100万円、直接効果を受ける産業へ原料やサービスなどを提供する産業に波及する一次間接波及効果を1億600万円、さらに直接、一次間接波及効果が各産業へ及ぼす二次間接波及効果は6000万円と試算し、合計経済効果額は3億8600万円となった。昨年のイベントの経済効果は過去最高値を記録した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!