トゥリバー・大橋入口が開通
物流輸送の効果に期待
市(下地敏彦市長)が整備を進めていた、平良のトゥリバー(埋立地)入口手前の市道と伊良部大橋が架かる県道を結ぶ臨海道路伊良部島線(全長525㍍)の車道が27日、供用開始した。物流輸送の利便性に寄与することから、その経済効果が期待されている。
1月31日に大橋が開通したことに伴い、伊良部島と宮古本島間はこれまでの船舶輸送体系から陸送に移行した。同路線は物流の効果的・安定的な貨物輸送を確保するために整備に着手された。
事業期間は2012~15年度まで。社会資本整備総合交付金による総事業費は約3億円で、国が9割、県・市で1割を負担。
2車線車道は全長525㍍、幅15・5㍍でアスファルト道路として整備された。新年度に両側の歩道(幅は片側歩道3・5㍍の計7㍍)は整備する。付帯施設では外灯12基を設置する見通し。
同路線は伊良部島と宮古本島間を自由に行き来できる道路。車両によっては距離と時間が短縮される。
同路線を利用する場合、トゥリバー入口手前から左折し、進んでいくと信号のない三差路県道から右折して大橋へ直進する。
一方、伊良部島から大橋を通過すると、同じ三差路から左折し、信号のない三差路市道に出会う。そこの三差路市道を右折し直進すると、T字状の三差路国道が見え、左折するとパイナガマビーチや平良港へ通じ、右折すると下地方面へアクセスする。
供用が始まった27日、車両の通行は少なくスムーズに流れていた。きょう28日(土曜日)からは次第に交通量は増えそうだ。