「守ろう子供と高齢者」/関係者集い出発式
春の交通安全県民運動
「ひとりでも まもるよやくそく みぎひだり」をスローガンに、全国一斉にスタートする「春の全国交通安全運動(5月11~20日)」に伴う春の交通安全県民運動出発式(主催・市交通安全推進協議会)が3日、市中央公民館で行われた。運動期間は6日~14日まで。同協議会長の下地敏彦市長は子供と高齢者を交通事故から守り安心安全な地域づくりに対する協力を関係機関に呼び掛けた。
宮古島署(瑞慶山力署長)、県宮古事務所(久貝富一所長)、宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)の関係者や交通指導員ら約150人が参加し、交通事故のない宮古島に向けてさらなる連係を誓い合った。
同運動の基本は、子供と高齢者の交通事故防止。全国重点は、自転車の安全利用の推進(特に、自転車安全利用5則の周知徹底)▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶で、沖縄県の重点項目は、二輪車の交通事故防止(特に、若年者を含めたマナーアップの推進)。
出発式では、全員で交通事故で亡くなった人へ黙とうをささげた。
下地市長は「交通事故のない快適な郷土づくりは公的機関のみでは達成できない。県民一人一人が担ってこそ達成できる。安全で安心な社会づくりの実現に向けた活動に対して各関係機関の引き続きの支援をお願いしたい」と呼び掛けた。
瑞慶山署長は「今年、管内では死亡事故は発生していないが交差点における人身事故が多発している。悲惨な交通事故を絶対に起こさないよう、そして起こさせないようこれまで以上の尽力と協力をお願いしたい」と訴えた。
次いで久貝所長、宮里会長がそれぞれ交通安全意識の高揚と安全安心な島づくりに協力を呼び掛けた。
また、下地市長から市教育委員会の宮国博教育長に小学校新入生611への交通安全グッズが贈呈された。
最後は、新1年生になる新城寿人君(城辺)と嘉数俐故さん(平良第一)の2人が「私たちは、交通ルールをよく守り、毎日元気に登校することを誓います」と元気に交通安全宣言を行い、会場から大きな拍手を受けた。