宮古島からの応援に感謝/宮高野球部帰島
「夏は優勝狙う」と決意
第62回県高校野球春季大会で準優勝した、宮古高校野球部(藤井智監督)が3日、帰島し宮古空港で報告会が行われた。部員らが到着ロビーに姿を見せると、同校の職員や保護者だけでなく、ロビーにいた出迎えの人たちから「おめでとう」の声と共に、拍手が沸いた。
藤井監督は「保護者や関係者の皆さんのおかげで、ここまで戦えたと思う。優勝旗は夏に取りに帰ろうと選手たちは決意しているので、温かく応援をしてほしい」とあいさつした。
下地秀一郎主将は「これまで1回戦敗退が多かった。今大会で準優勝できてとてもうれしい。これも宮古島の皆さんの応援のおかげ。負けていても皆さんの応援を背に、しっかりと戦うことができた。しっかりとまた鍛え直して、夏は優勝旗を持って帰れるように頑張りたい」と述べた。
本村博之校長は「準優勝おめでとう。皆さん一回り大きくなったと感じる。冬場の地道な練習の結果が準優勝に結びついたと思う」とたたえた。
藤井監督は「選手たちは一戦一戦成長してくれていると感じた。投手の松川竜之丞がしっかり投げてくれていたので、守備からリズムをとって、確実にチャンスをものにできた。決勝では興南先発の比屋根を打ち崩せなかった。打撃面を向上させることが今後の課題。選手は精神的にも成長できた大会だと思う」と振り返った。
投手の松川は「決勝で、みんなから見たら連投の疲れは見えていたかも知れないが、自分では疲れはあまりなかった。気持ちは少し負けていたかも知れないので、夏に向けて気持ちの強さと、体力を鍛え直したい」と力強く話した。