中高一貫教育3校合同研修会/伊良部高中、佐良浜中
今年度方針など確認
伊良部高校と伊良部中学校、佐良浜中学校の教職員で構成する「中高一貫教育3校合同研修会」が9日、伊良部高校で行われた。研修会では今年度の中高一貫教育における目標や方針のほか、年間行事、交流事業の実施要項などについて確認した。
あいさつで伊良部高の平良智枝子校長は「今年の入学式では24人の子供たちが本校に入学してくれた。今年度からクラスが1クラスになり特進クラスがなくなるが、早朝講座について新1年生に希望を募ったところ現段階で10人が希望してくれている。生徒たちのためにも新年度は中高連係教育に新しい風を吹き込もう」と呼び掛けた。
伊良部地区三校「中高一貫教育」の教育目標は「『夢実現』に向け努力し、自ら、道を拓く生徒の育成」となっている。
目指す学校像は、よく勉強し、働く生徒を育てる▽地域に根ざし、地域が誇れる学校など-4項目。
目指す生徒像は、自ら学び、考え、判断できる▽郷土を愛し、郷土を誇りに思う生徒-など4項目となっている。
今年度における重点方針としては、中高連係関係部署等における互いの信頼関係の構築と協働体制のもと中学1年~高校卒業後を見通した学力向上▽連係入試による中学生の学習意欲の低下等の未然防止策について研究改善-など5項目を掲げている。
そのほか、交流授業については、実施教科を国語、数学、英語、情報を原則として他教科についても学校および生徒の実態に応じて実施するとしている。
交流授業の具体的な指導内容については、各教科で十分に検討した上で生徒のつまずき、習熟の程度や興味・関心等、中高校の教科の接続を考慮し指導内容の連係を図るとしている。
今後、合同研修会は6、10、11月と来年の2月の合計5回実施し、合同テストや合同学習発表会、連係型入試などを議題に協議を進めていくとしている。