3カ月間の停職処分/懲戒分限委
酒気帯び運転の市職員
市の男性職員(52)が道路交通法違反(酒気帯び運転)で警察に摘発された問題で、市職員懲戒分限審査委員会(委員長・長濱政治副市長)は13日、この職員を3カ月間の停職処分にすると発表した。長濱副市長は「市民にご迷惑を掛けたことをおわびする」と陳謝し、綱紀粛正に努めるとした。停職は14日からで、停職中は給与は支払われない。処分内容は前例に従ったという。
市によると、職員は今月2日午前8時4分ごろ、宮古空港前の県道243号線を酒気を帯びた状態で車を運転し、検問中の警察から酒気帯び運転の疑いで摘発された。呼気1㍑につき基準値以上のアルコールが検出されたという。
職員は出勤途中で、前日に市内飲食店で行われた所属部署の「歓送迎会」に参加した。
長濱副市長は「最近、飲酒後の運転で摘発された職員はいないと喜んでいたが…。職員の意識も上がっていたと思っていただけに残念」と述べた。
その上で「注意を喚起するという意味では、職員に対してアルコールを飲んで車を持たないということをずっと言い続けていかなければならない」と話した。
市によると、合併(2005年)後飲酒運転で処分された職員は今回で10人目。
一方、3日夜に伊良部で酒気帯び運転で逮捕された男が運転する原付バイクに同乗していた56歳の市職員について、長濱副市長は「警察の結論を待って対応したい」と述べた。