前期並みの32万㌧/宮古全体のキビ総搬入量
宮糖伊良部、きょう操業終了/台風被害少なく豊作型
宮古製糖伊良部工場がきょう15日、2014-15年産サトウキビの搬入・操業を終えることから、宮糖城辺工場、同多良間工場、沖縄製糖宮古工場を含めた全4工場の実績が出そろう。宮糖伊良部工場の原料搬入量は6万1600㌧が予想され、それを含めた宮古の全4工場の総搬入量は約32万2000㌧と、前期並みの32万台が見込まれている。既に操業終了している各工場の今期実績によると、宮糖城辺工場が10万6228㌧、平均糖度14・09度。1㌧当たりの農家手取額は2万2117円。
同多良間工場は2万939㌧。平均糖度14・75度。1㌧当たりの農家手取額は2万2806円。
沖糖宮古工場は13万3256㌧。平均糖度14・75度。1㌧当たりの農家手取額は2万2117円。
きょう15日に搬入・操業終了を予定している宮古製糖伊良部工場では累計原料搬入量は約6万1600㌧を予想しており、13日現在の平均糖度は15・37度と高い水準を推移している。
当初搬入量は約6万3000㌧を見込んでいた。
同工場の13日現在の原料搬入概況によると、糖度区分別構成比は、基準以上(14・4度~)が84・57%と高い水準を推移している。1㌧当たりの農家手取額は2万3564円。
キビ品種は農林27号が全体の70%を占め、作柄が良好だった。甘蔗糖度は最高が19度、最低9・30度。
同工場では「安全操業を第一に終了したい」と語っている。
今期のキビは豊作型。生育旺盛期の5~8月に降雨に恵まれことや台風の被害が少なく、適度な降雨で順調に生育したことなどが要因とされる。