民間メガソーラー発電稼働/平良西原
総発電量約220万㌔㍗/テープカットで完成祝う
市平良西原の中間処分場跡地約4万8400平方㍍の敷地にこのほど、総発電量予測約220万㌔㍗の民間メガソーラー発電所「宮古島ちゃんとした発電所」が完成し、稼働を始めた。その竣工式が14日、同所で開かれ、関係者らがテープカットなどで設備の完成を祝った。
同事業の事業主は東京に本社を置く金森実業の金森重樹社長。金森社長が東日本大震災による原子力発電所事故の影響で一時、東京から岡山に避難していた経験などを踏まえ、クリーンエネルギー事業に関心を持っていたところ、宮古島に良い場所があるとの情報を得て、今回のメガソーラー発電所設置が実現。用地を買い取って2014年12月に着工し、250㍗の太陽電池モジュール8000枚で総出力は2000㌔㍗、総発電量予測は一般家庭611世帯分に当たる約220万㌔㍗という、個人による太陽光発電では宮古島最大規模のメガソーラー発電所が3月30日に完成した。
発電した電気はすべて沖縄電力に売電されていて、完成時からすでに売電を行っている。同社では、化石燃料に変わって同発電所で発電された電気が使用されることで、年間約1452㌧の二酸化炭素削減を見込んでいる。
金森社長は「台風の影響を受けにくい作りになっている。メンテナンスを地元業者にお願いすることなどで、地元貢献もしていきたい」と語った。
竣工式では、神事で場を清めた後、完成を祝して関係者らによるテープカットが行われた。