V争いに確かな自信/トライ招待選手記者会見
ウイリアムスら10人が決意
第31回全日本トライアスロン宮古島大会に出場する招待10選手による共同記者会見が17日、市の総合体育館中庭で行われた。それぞれ「宮古島大会は特別」と語り、上位入賞と優勝争いに自信を示した。前回大会覇者のベンジャミン・ウイリアムスは「自分のベストを尽くして良いレースを展開したい」と述べた。
会見に臨んだのは男子がウイリアムスをはじめ前回2位の西内洋行、同3位の戸原開人、同4位のライアン・クロス、同5位のビクター・アロシュン、同6位のマット・バートン、同県内1位の山本真二。
女子は前回優勝の田中敬子と同2位の酒井絵美、同4位の石井麻実が参加して決意を語った。
宮古島大会の印象についてウイリアムスは「伝説のような大会であり、出場できることが光栄だ。運営側の人々を尊敬している」と話した。戸原は「宮古島で優勝できたらどれだけ幸せなことか」と述べた。
レースに向けてはウイリアムスが「冷静に、自分のレースをしたい」と、王者らしく落ち着いて話す表情の中にも強い決意をにじませた。これに西内は「スイムで上位に入り、そのままバイクにつなげる。そしてラン勝負。前回と同じような形に持ち込みたい」と前回2位の雪辱を期した。
バートンは「当日の風が気になるが、バイクに力を入れる。ペース配分を考えて臨みたい」と抱負。クロスは「バイクで上位に食い込めば上を狙える」とV争いに自信を見せた。
アロシュンは「今年はバイクもランもたくさん練習を積んだ。コースも覚えているし、3位以内に入れるようにしたい」と明確な目標を語り、山本は「トップ6を狙う。最後までレースを楽しみたい」と話した。女子の田中は「優勝するために帰ってきたのでこの目標を達成する。ペースメークが一番のカギ。自分を信じたい」と話し、表情に自信をみなぎらせた。
酒井も「目標は優勝」ときっぱり。「今年は体調も良く自分に期待できる」と笑顔だった。石井は「田中さん、酒井さんという強い2人について、優勝争いできるように頑張りたい」と挑戦者の姿勢で語った。
レースは19日午前7時に号砲。スイム3㌔、バイク157㌔、ラン42・195㌔で争われる。