クイチャーで笑顔の交流/トライふれあいパーティー
レースの疲れ癒やす
第31回全日本トライアスロン宮古島大会の「ふれあいパーティー」が20日、市総合体育館で行われた。過酷なレースを終えた選手たちは、どの顔も晴れ晴れ。「応援に力をもらった」「沿道から名前を呼んでもらって感激」。レースの疲れを癒やすとともに、互いの健闘をたたえ合った。全員でクイチャーを踊り交流も深めた。
ふれあいパーティーは表彰式に引き続き行われ、選手やその家族、仲間、大会関係者らが参加した。
選手たちは泡盛やビールなどで乾杯し、料理を囲んで和気あいあいとした雰囲気の中、舞台で繰り広げられる余興を楽しんだ。
沖縄本島から参加した塩谷綾希さん(28)は初出場で、25~29歳の年代別2位に輝いた。「ずっと出たかった大会。好きなスイムができなくて残念だったが、応援に感激した。沿道の人から名前を呼んでもらえた」と笑顔を見せた。
悪天候で「伊良部大橋をバイクで渡った時、強風で怖かった」と話したが「海を全面に出すコース設定は素晴らしい」と話した。
トライ歴は10年で「トライは究極の生涯スポーツ。来年も参加し、今度は年代別1位を狙いたい」と早くも闘志を燃やしていた。
藤井幹雄さん(54)=和歌山県=は23回目の出場。ベテランの域に達しているが「バイクで強風の伊良部大橋を渡るのはきつかった。スピードより安全面を重視した」と語った。
宮古島大会の常連で、コースは知り尽くしているが、伊良部大橋ではレースに専念するしか無かったようだ。「大橋からの景色を楽しむのは別の機会にしたい」と笑顔だった。