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産業・経済
2015年4月23日(木)9:00

14年度 入園者6万人余/宮古島海中公園

前年度比7541人増/入域観光客増加が要因


観察施設で海中散歩を楽しむ団体客ら=22日、宮古島海中公園

観察施設で海中散歩を楽しむ団体客ら=22日、宮古島海中公園

 宮古島海中公園(運営・宮古島海業管理センター、粟國正博園長)の2014年度、海中観察施設の入園者数がこのほどまとまった。入園者数は前年度よりも7541人多い6万1212人(前年度比114・1%)。11年4月6日にプレオープンしてからの通算入園者数は26万834人となった。

 開園からこれまでの年度ごとの入園者数は開園した年の11年度が8万547人、12年度が6万5404人、13年度は5万3671人だった。

 鳥海喜代志副園長によると、13年度の入園者数が5万3671人だったことから、14年度は5万5000人と予想していたが、それを上回る順調な伸びを見せたという。要因の一つとして「宮古圏域の観光入域客数の増加に比例したからではないか」と分析する。

 前年比で見ると、4月に前年割れの5037人(前年度比87・4%)だったが、その他の月はいずれも前年度を上回る入園者数となった。特に6月は3838人と前年度比で130・9%だった。

 鳥海副園長は「昨年はゴールデンウイークの後半は天気が悪かった。屋外の観光ができにくい日に入園者数は伸びる傾向にあることは否めない」とした上で「天気が良い方が海中もきれいなので、好天の日にも来園してほしい」と話した。

 海中観察施設前のサンゴ類の数も増加傾向にあり、すでに定着しているサンゴ類は順調に成長しているという。サンゴ類の増加、成長に伴い、観察できる魚の種類も増える可能性が高い。

 鳥海副園長は「サンゴや魚類が増え、これからもより楽しめる施設になると思う」と期待している。同園の職員が定期的にオニヒトデ発生状況などの確認作業をしている。現在のところサンゴ類への影響が懸念されるほどの個体数は確認されていないという。

 同園では今年のゴールデンウイークに向け、5月2~6日までの間、通常の半額で「シーカヤック体験」ができるほか、管理棟敷地内にふわふわ遊具を設置(有料)するほか、綿あめ作り(無料)が楽しめる。

 5月3日と5日午後1時から2時まで、管理棟内でモズク流しを無料で実施するなど、数々のイベントを企画している。


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