「感じる園舎」が完成/「はなぞのこどもえん」
関係者招き竣工式/市初の幼保連携型認定園
宮古島市初の幼保連携型認定こども園となる「はなぞのこどもえん」(新城久恵園長)の竣工式が22日、関係者を招いて同園で盛大に開催された。「感じる園舎」をテーマにした建物は、豊かな宮古島の自然を体全体で感じる空間になっており、訪れた関係者も子供たちの豊かな感性を育むための園舎内の設備に興味津々の様子で見入っていた。
あいさつで新城園長は「この園は『感じる園舎』という空間で0~5歳児までの保育園児60人と3~5歳までの幼稚園児60人の計120人が一体となった時間を過ごすことになる。『環境を通して行う教育保育』をコンセプトにした施設で園児たちの健やかな成長を目指していきたい」と述べた。
来賓祝辞では下地敏彦市長(代読)が「この新園舎が『安心子ども基金事業補助金』を活用して落成し、子供たちの環境がより充実することはとても喜ばしいこと。同園のさらなる発展を期待している」と述べた。
また、市教育委員会の宮國博教育長も「この園が開園することは市の子育て環境が高みに向かう大きな契機になると思う。さらに、この園の素晴らしい環境で多くのことを学ぶ子供たちが健やかに育って、将来大きく飛躍することを期待している」とあいさつした。
園児たちからは「夢のお城をありがとう。大事にします」と感謝の言葉が贈られた。
そのほか、設計、建築を行った関係各社に対する感謝状の贈呈も行われた。
今年度からスタートした「子ども・子育て支援新制度」では、これまで「5歳児」の午後の受け皿となっている学童保育が利用できなくなることから市では、公立幼稚園において、すべての園児を対象にした午後の預かり保育を実施している。
そうした中で、「はなぞのこどもえん」は、宮古島では初となる幼保連携型認定こども園として、0~5歳までの児童を受け入れて保育を行っていく。