「辞書引き学習法」を指導/深谷中部大准教授
下地小で公開授業と講演会
「辞書引き学習法」を提唱する中部大学現代教育学部准教授の深谷圭助氏による公開授業と講演会が24日、下地小学校で開かれた。公開授業は2年1組の児童を対象に行われ、深谷氏が「辞書引き学習法」の行い方などを指導した。
深谷氏が提唱する「辞書引き学習法」とは、辞書で知っている言葉を探させ、知っている言葉が掲載されているページに付箋を付けていくというもの。遊び感覚で言葉への興味を高めることなどが狙い。
市内の小・中学校教諭らが見守る中、行われた公開授業では、深谷氏が国語辞典の「あ」のページの最初の単語から順番に見ていき、知っている言葉があれば1番から順に番号を書き込んだ付箋にその言葉を書き込み、掲載されているページの上部余白に貼り付けるよう説明。授業終了までに100枚の付箋を貼ることを目標に頑張るよう呼び掛けた。
子供たちは真剣な表情で単語を目で追いながら、知っている言葉を見つけると付箋に書き込み辞書へ貼り付けていった。
講演会では、深谷氏が「辞書引きの指導法について」と題し、小・中学校教諭らに同指導法について紹介した。
きょう25日は午前11時からJAおきなわ宮古地区本部大ホールで、深谷氏による「辞書引き学習会」が開かれる。対象は幼稚園年長から小学4年生くらいまでの子供とその保護者など。受講無料だが、定員は200人(先着順)。参加希望者は当日、直接会場へ。会場では国語辞典と付箋が用意されるが、日ごろから子供が使っている辞書があれば持参も可。筆記用具は受講者が持参を。開場は開演30分前となる。