11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
社会・全般
2015年4月26日(日)9:00

追跡管制局施設が着工/準天頂衛星システム

旧上野清掃センター跡地 18年度稼働目指す


準天頂衛星システムの施設建設工事が着工した旧上野清掃センター跡地=24日、上野新里

準天頂衛星システムの施設建設工事が着工した旧上野清掃センター跡地=24日、上野新里

 国が進める人工衛星を使った測位システムである準天頂衛星システムの宮古島追跡管制局の施設建設工事が、市上野新里の旧上野清掃センター跡地で着工。事業主体は事業を国から受託した準天頂衛星システムサービスで、工事期間は2016年1月まで。その後、システム運用試験などを行い、18年度からの稼働を目指す。23日には関係者が集い、地鎮祭が行われた。

 準天頂衛星とは、カーナビゲーションシステムや位置情報サービスなどで使用されているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星の機能を補完、補強するため日本が独自で開発。日本の上空に位置する時間が長くなるよう設計された「準天頂衛星軌道」に人工衛星を投入することで、GPS衛星からの電波が届きにくい山間部やビル陰などをカバーする。

 事業受託者である準天頂衛星システムサービスは、NECグループなどが設立した特別目的会社。事業費総額は1173億円の見込みで、システムの開発や整備、維持管理、運用などを行う。追跡管制局は宮古島のほか、沖縄本島、八重山、久米島の県内4カ所に設置される。システム運用期間は2033年3月までを予定。

 同施設が整備される旧上野清掃センター跡地は市有地で、面積は約5000平方㍍。事業実施に伴い、市は事業主に年額63万7200円で貸し出す賃貸契約を締結。賃貸期間は15年4月1日から33年3月31日まで。

 同施設建設のための旧上野清掃センター焼却炉の撤去について、市は当初、一括交付金を充当する方針だったが、活用が認められなかったことから、解体事業費として2億2000万円を一般財源から拠出した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!