宮古出身の高田氏受賞
ミズノスポーツメントール賞
宮古島出身で現在、テニスの日本オリンピック委員会(JOC)アシスタントナショナルコーチを務める高田充氏(45)がこのほど、優秀な指導者に贈られる「2014年度ミズノ スポーツメントール賞」(主催・ミズノスポーツ振興財団)を受賞した。
同賞は、日本の競技スポーツと地域スポーツの選手強化、育成や、地域スポーツの普及、振興に貢献した指導者を顕彰し、優秀な指導者を育成することが目的。高田氏は今回、同賞ゴールド、同シルバーに次ぐ賞を受賞した。
高田氏はテニス指導者として、杉山愛など日本を代表する選手たちのプライベートコーチとして活躍し、2003年から07年には女子国別対抗戦フェドカップの代表コーチ、10年から現在にかけては男子国別対抗戦デビスカップ代表コーチとして日本代表チームを指導。14年1、2月に開催されたデビスカップ・ワールドグループでは、錦織圭らが参加する代表チームで初戦を突破し、現行制度では初となるベスト8入りを果たした。同年9、10月の仁川アジア大会では監督として、男子シングルスでの西岡良仁の日本人としては40年ぶりとなる金メダル獲得、男子団体3位入賞などに貢献した。
高田氏の父で今年3月まで宮古テニス協会の会長を務めていた高田憲さんは「日本スポーツ界で権威のある賞。まさか息子が受賞するとは思ってもいなかったので感無量。昨年のアジア大会で監督として団体で銅、個人で金メダルを獲得できたことが評価されたのだと思う」と語った。
「ミズノ スポーツメントール賞」はミズノスポーツ振興財団が日本体育協会、JOCとの共催で1990年度に創設。14年度の表彰式は今月23日に東京で行われた。