新資材店舗が着工/JA平良支店
地区本部隣に移転・拡充/11月完成、地鎮祭で安全祈願
JAおきなわ平良支店の新しい資材(購買)店舗が30日、JA宮古地区本部の東側の建設工事現場で起工した。同支店の金融店舗と隣接する県道マクラム通りの拡幅事業に伴い、資材店舗部分を新築・移転して拡充を図る。新しい店舗の面積は現施設の約2倍。平日の営業時間を延長するほか日曜・祝祭日も営業する方針だ。完成は今年の11月を予定している。地鎮祭にはJAや請負業者ら関係者が出席し、工事期間中の無事故無災害を祈願した。
新店舗の建設地は平良西里1439の1。旧あたらす市場跡に建てる。敷地は8823平方㍍で建築面積は1063平方㍍。2階建ての店舗の延べ床面積は1229平方㍍と広い。先嶋建設が施工し、請負金額は2億2600万円。
開店後は、ゆとりのあるスペースを活用して営農資材や畜産器材、農薬、肥料のほか、農具や雨具などを販売する。家庭用園芸用品をはじめ小型の耕運機も置く予定だ。現店舗にはない花や苗木を販売するグリーンセンターも併設する。
現店舗との大きな違いは営業時間。現行午後5時までの営業を、あたらす市場と合わせて午後7時まで延長する。さらに、日曜・祝祭日も営業(午前8時30分~午後5時)することで利便性を向上させる。
地鎮祭にはJAや工事関係者が出席し、神事を通して工事の無事故無災害およびJA平良支店の一層の発展を祈願した。
平良支店の新里長清支店長は「これまでの店舗は手狭で組合員の皆さんに迷惑を掛けてきたが、新しい施設は2~3倍の規模になるため、組合員の負託に応えることができると思う」などと利点を強調した。「完成後は一丸となって新店舗の運営に当たり、組合員や利用者の生産性向上に努めていきたい」と話した。
今回の新築・移転はマクラム通りの拡幅工事に伴うもの。この工事によって取り壊される金融店舗は、現資材店舗部分に建て直すことが計画されている。