やっぱり島産が一番/「ゴーヤーの日」PR
消費拡大向け激安販売
安全で安心な宮古島産ゴーヤーを広くアピールし、消費拡大を目指した2015年宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーン(主催・同実行委員会)が8日、JAおきなわファーマーズマーケットあたらす市場で開催された。即売では、みずみずしい宮古島産のゴーヤーが1袋50円で販売され、山積みされたゴーヤーは飛ぶように売れた。
セレモニーでは、主催者を代表して実行委員会の新城武一郎委員長が「こうしたキャンペーンで県内外の消費者に向けて『安全で安心な』宮古島産ゴーヤーを広くPRすることで、今後の生産拡大にも弾みがつくと期待している」とあいさつした。
激励のあいさつで、下地敏彦市長は「市としても増産のための助成や支援強化を図るので生産農家には今後とも生産拡大に励んでほしい」と呼び掛けた。
店内には約3400袋(のゴーヤーが積み上げられ、1袋(約500㌘)を50円で販売。開店と同時に訪れた市民らが大きさや色つやなどを確認しながら気に入った商品を買い求めていた。
50代の女性は「いっぱい買いたいけど1人3袋までなので、きょうは大好きなゴーヤーを野菜炒めにして食べたい」と話した。
60代の女性は「らっきょう酢に漬けたらとてもおいしいので、きょう買ったゴーヤーを一夜漬けにして明日おいしく食べたい」と笑顔で話した。
そのほかにも70代の男性は「宮古の暑い夏を乗り切るにはやっぱり大好きなゴーヤーをいっぱい食べることが大切なので、これからいろいろな食べ方を考えたい」と述べた。
そのほか、JA宮古地区女性部やみゃーくの味加工推進協議会による試食・販売も行われ、ゴーヤー餃子、かき揚げ、くず餅、ゴーヤーチップスなどが人気を博した。
宮古のゴーヤーは生産量が右肩上がりで推移しており、2014年度は目標の720㌧を大きく上回る891㌧を収穫。販売金額は目標の2億8000万円を4000万円上回って3億2000万円となっている。
ゴーヤーの日は1997年に県などが制定。語呂合わせと、生産量が増え始めるこの時期を選んで「5月8日」に決定した。この日は県内各地でゴーヤーの消費拡大を狙ったキャンペーンが実施された。