海の安全確保に全力/市水難事故防止協
総会で事業計画など承認
宮古島市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)の総会が8日、市中央公民館で開催された。2014年度の事業報告、15年度の事業計画案、会則の改正などが全会一致で承認された。
14年度の主な活動として、昨年7、8月に砂山ビーチで発生した水難死亡事故を受け、同協議会は12月に水難事故防止用の浮き輪を、砂山ビーチ、新城海岸など12カ所に設置。また、遊泳を楽しむ際の注意事項などを掲載した水難事故防止のための看板を8カ所の海岸に設置したことなどが報告された。
15年度の事業計画案で事務局が7月中旬までの計画を示した。これに対し、委員からは「夏休みが7月後半から始まる。8、9月ごろにも水難事故防止のための海浜パトロールを実施すべき」などと提案された。
総会では関係部署、機関と調整の上、実施する方向で計画を進めることなどを確認した。
総会に先立ち下地市長は「ゴールデンウイークは終わったが、本格的な海のレジャーシーズンはこれから。一人の事故も発生させることなく、宮古の海の安全確保に協力してほしい」と呼び掛けた。