労働災害の未然防止へ決意/電気事業安全衛生大会
第31回宮古地区電気事業安全衛生大会(主催・同安全衛生連絡会議)が22日、おきでん宮古ビル多目的ホールで行われた。電気工事に携わる企業の従業員らが参加。労使一体となって労働災害の未然防止を図ることなどを盛り込んだ大会宣言を全会一致で採択したほか、全員で大会スローガンの「ハッとしたその経験が身を守る」を指差し唱和し、職場における安全衛生に気持ちを一つにした。
作業における労働災害を未然に防止しようと、毎年行われている。
大会では前年度の活動報告や安全パトロールにおける指摘箇所、処理件数の報告、今年度の活動計画などが示され、無事故無災害の達成を目指すことを確認。沖縄電力離島カンパニーの島袋清人社長、同社労働組合の益田原辰彦執行委員長がそれぞれの立場からあいさつを行った。
採択された大会宣言では、「従業員の安全と健康の確保及び快適な職場環境形成の実現に向け、沖電グループの総力を結集し、組織一丸となって取り組むことを宣言する」と明記。発電部門安全衛生連絡会議の長嶺竹志委員が読み上げた。
来賓あいさつで宮古労働基準監督署の嘉数剛署長は、「ヒヤリ・ハット」の経験をどう生かすかが重要だと指摘。「職場の上司がヒヤリハットの経験を示し、活動を見つめ直してほしい」と呼び掛けた。
宮古島署の瑞慶山力署長は「二日酔い運転」で検挙される人や路上寝が多いことを挙げ、適量飲酒を訴え。現在展開中の「美ぎ酒飲み(かぎさきぬみ)」運動の輪の広がりに協力を求めた。
表彰されたのは次の皆さん。
【優良事業所賞】沖電工配電管理部宮古営業所【功績賞】下地恵勇(吉田産業電力部長)【職長賞】島尻幸二(いなみ電気係長)浦崎哲也(大和電工主任)源河雅人(沖縄電力主任)【善行賞】新里祥恵(沖縄電力主務)