畜産販売目標31億円/JA宮古地区本部
野菜、果樹は10億円計画
事業推進大会で総代ら決意
JAおきなわ宮古地区本部の2015年度事業推進大会が23日午後、同本部ホールで開かれた。役職員や総代らJA関係者多数が参加し、各部門の事業計画目標の必達を決意。野菜・果樹の販売(耕種)事業は10億円、肉用牛競りの畜産事業は30億9000万円、生産資材販売やガスなどの購買事業は29億円の達成を掲げた。永年勤続30年となる職員への表彰も行われた。
大会では、各部門から14年度の概況報告14年度の計画目標が示された。
野菜や果樹といった耕種販売事業の14年度実績は計画比93%の8億3300万円。15年度は10億円の必達に向け、露地野菜ではカボチャ、オクラ、タマネギの生産拡大を図り、施設野菜はゴーヤーを主力にトウガン、インゲンの生産振興に取り組むとした。
畜種(肉用牛競り)販売事業における15年度の計画目標は30億9000万円に設定。上場頭数の減少が見込まれるため前年度の実績を下回る目標値となった。
このほか肥料、農薬などの生産資材、ガス事業、葬祭センターなどの購買事業の目標は29億円。貯金353億円、貸出金69億円、長期共済契約は150万900ポイントを掲げている。
これらの目標はスローガンとして掲げ、全参加者で斉唱。それぞれの部門において目標必達を誓った。
大会には、組合員の代表である総代をはじめ、支店運営委員、各生産組織、女性部、青壮年部、役職員らの多数が参加した。
はじめに新城武一郎本部長があいさつし、JAの第5次中期経営計画の2年次に当たる14年度の実績を強調。「宮古地区における経常利益は2億8800万円となり、当期剰余金で1億5600万円を計上することができた」と誇った。
その上で「15年度は第5次中期経営計画の最終年度の仕上げの年。組合員をはじめとする利用者、地域の住民、消費者から第一に選ばれるJAを目指して、役職員一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。
続いて、JAおきなわの砂川博紀代表理事・理事長とJA共済連沖縄県本部の大城哲幸本部長が激励のあいさつを述べた。砂川理事長は「『ばんたが農協』という気持ちになって事業推進大会が開催されることは大変大きな意義がある。定める目標を達成することが農業生産を拡大させ、所得の増大にもつながる。信念を持って取り組んでいただきたい」と激励した。
JA宮古地区畜産振興センター畜産部の川満裕介さんが決意表明し、「JA職員として、将来の宮古の農業を担う一人として、各部門の事業計画目標達成に向けて役職員一丸となって頑張りたい」と語った。
最後はガンバロー三唱を行い、各事業部門で掲げた計画の達成を誓った。
永年勤続30年の部で表彰された人は次の通り。
下地保造(城辺支店)▽砂川浩美(伊良部支店)▽下地英則(宮古地区営農振興センター)▽狩俣聡(宮古地区本部金融共済部)▽与那覇陽美(上野支店金融共済課)