一回り大きく成長/宮総実高
遠洋航海実習終え帰港
宮古総合実業高校の海洋技術類型6人と海洋機関類型6人を合わせた3年生12人を乗せた実習船「海邦丸五世」(499㌧、金城勝船長)が26日、実習を終え無事平良港に入港した。生徒たちは一回り大きく成長し、元気な姿で下船した。
実習船は4月17日、平良港から40日間の遠洋航海実習へ出港した。実習生たちは、パラオで異文化などを学んだ後、太平洋でマグロはえ縄操業を展開した。鹿児島の枕崎港に立ち寄り、マグロ約10㌧を水揚げした。
平良港での下船式で、具志堅三男校長は「無事実習を終え、うれしく思う。皆さんは地球規模の公開実習と勉強でよく頑張った」とたたえた。金城船長は「実習の成果は将来にしっかり生かすよう、頑張ってください」と激励した。
実習生を代表して仲地邦英君は「実習を通して相手への思いやりの気持ちが強くなった」と強調した。
実習生の父母らが出迎えに訪れ、子供たちの元気な姿に安堵の表情を見せていた。
伊良部字長浜に住む久貝久雄さん(72)は、孫の吉浜優作君を迎えた。「孫の成長ぶりを見て、とてもうれしい」と感無量の表情を見せていた。