産業・経済
2015年5月28日(木)9:00
「温度は30度以内に」/マンゴー栽培管理勉強会
宮古島市マンゴー産地協議会(福里匡会長)は27日、上野地区でマンゴー栽培管理勉強会(現地検討会)を開いた。講師にJAおきなわ南部地区営農振興センターマンゴー栽培顧問の一山幸博さんと県農業改良普及課の渡久山みきさんが招かれた。一山さんは「これからはマンゴーハウス内の温度は30度以内の条件にするよう、風通しを良くしてください」と指導し「温度が40度から50度に上がると、蒸(む)せマンゴーとなって品質が良くない」と警鐘を鳴らした。
参加者らは、大嶺ファーム(上地登代表)の協力を得て、マンゴー栽培用ハウス内を見学した。ハウス内にはマンゴーがたくさん実り、甘い香りが漂っていた。
上地代表は「着果率が良く、色つや、玉の大きさは良い。今年は1本の枝に1個ではなく、2本の枝に1個結実させるようにした」と語った。
渡久山さんは「ハウス内の温度が35度以上になると、果実に日焼けが発生しやすくなる。日焼け防止にはハウス内の温度を下げること。こまめにかん水を行うこと」と強調した。