販売高9億8000万円を計画/野菜・果樹生産出荷連絡協
定期大会で事業計画決定/優績生産農家の表彰も
JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(池間義光会長)の第13回定期総会が27日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。2015年度の販売高を9億8000万円(前期比18%増)とする農産物の販売目標を含む事業計画などを決めた。前年度に優秀な成績を収めた農家も表彰し、日ごろの生産活動の成果をたたえた。
総会の冒頭、池間会長が「前年度はゴーヤー、インゲン、オクラと順調に推移したが、気象条件の影響で伸び悩んだ品目もあった」と報告。その上で、JA系統出荷量の拡大と定時、定量、高品質の生産物出荷を決意。「消費者に信頼される安全、安心な農産物づくりの実践を」と部会員らに呼び掛けた。
総会では、前年度の事業報告と決算、15年度の事業計画案と予算案を審議し全会一致で承認した。
事業計画では、▽各専門部会、各支部活動の活性化▽地区全体の農業生産拡大▽栽培技術の向上▽JA系統出荷への誘導-等を事業方針に据えた。
15年度の農産物販売計画はゴーヤー、インゲンなどを除いて多くの品目で増収を目指す。主要品目のカボチャは550㌧(販売高1億5400万円)、ゴーヤーは810㌧(同3億1590万円)を計画した。
そのほか▽トウガン(1010㌧、1億9190万円)▽インゲン(40㌧、4400万円)▽オクラ(85㌧、5950万円)▽タマネギ(45㌧、900万円)▽マンゴー(139㌧、1億8000万円)-とした。
15年度予算は600万円を計上した。収入は賦課金232万円、JAからの助成金368万円などで構成。支出では支部活動費に95万円、部会活動費として200万円を充てた。
総会では、これらの議案を全会一致で承認。品目ごとの目標達成を決意した。
下地敏彦市長と県宮古農林水産振興センターの安里和政所長が来賓祝辞、JAおきなわ宮古地区本部の新城武一郎本部長は激励のあいさつを述べた。
下地市長は「集出荷貯蔵施設の整備により、効率的な集出荷体制が構築されつつあることから、10億円の大台に届くのではないかと期待している」と話した。