転倒、けがの危険も/市体育館雨漏り
関係者ら早急な対策要望
さまざまな競技大会が行われる市の体育館で雨漏りが確認されている。激しい雨に見舞われた23、24日、ミニバスケットボール大会が行われていた上野体育館ではコート内に水滴が落ちてくる状態だったことから、その部分にタオルを敷きテープで固定する対策が講じられた。選手の保護者や関係者からは転倒によるけがの恐れもある危険な状態として、市に対し早急な対策を求める声が聞かれた。
体育館の床がぬれていると滑るため、転倒によるけがなどの危険性が高まる。上野体育館でのミニバスケットボール大会では選手の転倒を防止するため、雨水が落ちてくる箇所にタオルを敷き、四方をテープで固定。タオルが多くの水分を含んでくるとタオルを取り替える作業が行われた。
選手の保護者からは「スポーツアイランドといいながらこの状況はひどい。子供たちがけがをしてしまう危険もある。安全、安心に関わることなので一日も早く、修繕してほしい」などの声が聞かれた。
市民スポーツ課によると、上野体育館だけでなく、市総合体育館、下地勤労者体育センターでも雨漏りを確認しているという。同課では「激しい雨の日や、風向きによって雨漏りが発生するケースがある。状況を確認しながら順次、修繕していきたい」との考えを示している。