「自らオトーリしない」/市教委
「飲酒は2時間以内」/節度ある飲酒へ、ルール設定
職員に順守を呼び掛け
今年度に入りわずか2カ月で3人の市職員が酒気帯び運転で摘発されるという事態を受け、市教育委員会はこのほど、節度ある適正な飲酒を職員らに習慣化させることを目的に、①自らはオトーリを回さない②飲酒時間は2時間以内とし午後8時までには帰宅する-ことを市教委としての飲酒時のルールに設定。職員に順守を呼び掛ける。
宮古島市消防本部の男性職員が22日深夜に酒気帯び運転で摘発されたことを受け、下地敏彦市長が臨時庁議で部長級職員に再発防止を訴えた25日、宮國博教育長も教育委員会の職員を集め、節度ある飲酒を呼び掛ける訓示を実施。26日に部課長らによる事務局会議を開き、対処法を協議した結果、市教委独自の飲酒時のルールとして、オトーリそのものを禁止とはしないが、自らはオトーリを回さないこと、飲酒は2時間以内とし、午後8時までの帰宅を目指すことを決定。このルールを習慣化させることで、二日酔い運転などの酒気帯び運転をなくすことができるという考えだ。
宮國教育長は「出勤前にアルコールチェッカーで確認するというテクニカルなことでなく、基本的な部分として、翌日に影響が出るような飲み方をしてはいけないという意識を持たせたい」との考えを示した。