教育・文化
2015年5月29日(金)9:00
実習漁獲マグロ引き渡し/宮総実
油漬缶詰材料として活用
宮古総合実業高校海洋科学科の3年生12人が遠洋乗船実習で漁獲したマグロ(ビンナガ)が28日、同校食と環境科フードクリエイトコースへ引き渡された。同コースの生徒たちは同日、そのマグロを使ったマグロ油漬缶詰作りを行った。
海洋科学科の実習では10㌧のマグロを水揚げ。そのうち1・2㌧がフードクリエイトコースのマグロ油漬缶詰作り実習の材料として使用されることとなった。
引き渡し式で海洋科学科の羽地優斗君(3年)が「私たち12人が乗組員から指導を受けながら釣り上げたマグロ。おいしい缶詰に仕上げてほしい」と述べたのに対し、フードクリエイトコースの奥平龍斗君(2年)は「先輩たちが捕ってきてくれたマグロを大切に使い、おいしい缶詰を作りたい」と語った。
フードクリエイトコースの生徒たちは早速、解凍したマグロを使って缶詰を作る作業を行った。完成した缶詰は秋ごろに同校の生産物即売会で販売する予定。