魅力ある地域新聞を/全国郷土紙連合
東京で懇親パーティー
宮古毎日新聞社(平良覚社長)など日本新聞協会加盟の地域紙10社でつくる全国郷土紙連合(会長=脇和也宇部日報社社長)は29日、東京・千代田区の日本プレスセンターで、今年度総会と懇親パーティーを開いた。
パーティーのあいさつで、全国郷土紙連合の脇会長は「新聞はいろいろ問題を抱えているが、私たち地域紙は手を携えて地方再生、地域活性化のため頑張ってまいりたい。ご支援、ご協力をお願いする」と、感謝の意を表した。
来賓の日本新聞協会の川嶋明専務理事は「全国郷土紙連合の各紙が地域に寄り添い、郷土の発展のためにきめ細かに活動されていることに敬意を表したい。新聞は消費税の軽減税率などさまざまなテーマを抱えている。連合体としての取り組みをお願いしたい」と祝辞。
続いて内閣府政府広報室の別府充彦室長は「政府広報は今、国民に参加を呼び掛けるための戦略的広報が求められている。政府の方針を国民全体に早く、どう伝えるかが、課題になっている。読者に近い存在の地域紙の特性を生かした活動をお願いする」と、祝辞を述べた。
時事通信社の西澤豊社長が「時事通信社も今年は70年の節目の年。ニュースの提供を通じて全国郷土紙連合の各社のお役に立てるよう努力してまいりたい」と、乾杯を発声して懇親パーティーに入った。
パーティーには、日本新聞協会や内閣府、共同、時事両通信社、広告代理店の電通など招待客60人が参加。全国郷土紙連合加盟各社の社長、幹部や東京支社長らと和やかに懇談した。会場には北海道から沖縄までの加盟各社の本社所在地から地元銘酒が届けられ、参加者に振る舞われた。