赤嶺(宮高)が優勝/県高校総体重量挙げ
【那覇支社】重量挙げの県高校総体は30日、沖縄水産高校で女子53㌔級の決勝を行い、宮高3年の赤嶺桃香がトータル142㌔の自己新をマークして優勝を飾った。同校2年の垣花美羽は同58㌔級に出場し、トータル120㌔で3位に入賞した。2人は標準記録を突破しており、全国大会への出場権をほぼ手中に収めた。
優勝候補筆頭の赤嶺はスナッチ65㌔、ジャーク77㌔といずれも自己新の記録で優勝を決めた。
赤嶺は「調子が良くない中で自己新を取れたことは良かった。だけどもう少し上を取りたかった」と悔しさもにじませた。全国大会に向けては「自分なりに課題も見つかったので、全国大会までに修正して表彰台を目指したい」と話した。
この日は両階級のほか17人が出場した男子62㌔級の決勝もあり、宮高2年の池間稀壱が自己新となるトータル171㌔を挙げて6位に入賞している。
宮高ウエートリフティング部の渡慶次晃監督は「3人とも自己新を出して入賞したことが大きい」と3人の結果を評価。「標準記録を突破した赤嶺と垣花は今後の試合に向けて大きな弾みになる」と話した。