ANA関西直行便が就航/8年8カ月ぶりに再開
9月までの4カ月実施/初便が満席で到着
全日空(ANA)は1日、宮古-関西直行便を8年8カ月ぶりに就航させた。今回の就航は9月30日までの4カ月間実施され期間中、宮古島市や県、宮古島観光協会などでは75%以上の搭乗率を実現させ定期便化を目指している。初便は満席で167人が宮古空港に降り立ち、1階ロビーで盛大な歓迎を受けた。熱気あふれるもてなしに観光客は「すごい歓迎」「びっくりした」などの感想が聞かれた。
歓迎セレモニーでは、市や県、観光協会、観光関連業界の代表らが笑顔で出迎え、雪塩、雪塩宮古島サイダー、多良間産黒糖、星の砂などをプレゼントした。
また、前日までの音楽イベントで来島中だった歌手の古謝美佐子さんらが飛び入りでセレモニーに参加し、「童神」など代表曲を披露した。
宮古島観光協会の豊見山健児会長は「7月以降の下り便はほぼ満席の状態なので地元としては上り便を頑張りたい。市や県ともしっかり連携して定期便化につなげたい」と意欲を示した。
京都府から娘夫婦家族と一緒に訪れた鈴木妙子さん(66)は「今から楽しみで興奮している。特に伊良部大橋には絶対行きたい。期間中は宮古島を満喫しますよ」と笑顔で話した。
ANAによる宮古-関西便の就航は8年8カ月ぶり。運航は1日1往復2便。発着時間は関西発午前9時10分、宮古着同11時30分、宮古発午後0時5分、関西着同2時15分。
また、歓迎セレモニーの前には関西に向かう下地敏彦市長らが参加する誘客キャラバンの出発式も行われた。この日の関西向けも満席での出発となった。