利用率75%達成に意欲/ANA
関西直行便披露パーティー
全日空(ANA)の宮古関西直行便披露パーティーが5月31日、市内ホテルで行われた。関係者約70人が出席。ANAが利用率75%を掲げている事に対し、地元側も目標達成に向け協力していく考えを示した。
同社上席執行役員の稲田健也氏はあいさつで、直行便は大阪、宮古を約2時間で結び利便性がさらにアップすることを紹介。「関西で宮古島をどんどんアピールし、たくさんの観光客を送りたい」と話した。
稲田氏はまた、直行便の利用率75%を目指していることを強調。「それを超えれば運航期間の拡大や5月からの前倒しを来年からやってきたい」と述べた。
「6月は梅雨入りでリゾート観光には向かないが、すでに75%近くの予約を頂いており滑り出しは好調」と話し、この好調さを維持していくためにも地元の支援を呼び掛けた。
来賓として招かれた下地敏彦市長は「再三再四にわたる要請が実った。心から喜んでいる。観光や観光以外の人の交流も含め、どうしても直行便は必要と思っていた。大阪には宮古の人もたくさんいる。声を掛け合って利用してもらえれば」とあいさつした。
市議会を代表して真栄城徳彦議長は「宮古島の観光産業を力強く後押しするものと期待している。4カ月間の期間限定だが、この間一生懸命に誘客活動に努め、関西一円から観光客が増えるよう関係各位とともに鋭意取り組んでいきたい」と述べた。
乾杯の音頭を取った宮古観光協会の豊見山健児会長は「利用率75%といわずに80%までいけばと期待している。そうすれば新たな展開に発展していく」と語った。
同路線の就航は2006年10月以来、約9年ぶり。