「美ぎ酒飲み」を推進/防犯協総会
民警一致の活動確認/功労19団体・個人を表彰
宮古島地区防犯協会(前川尚誼会長)の第61回定期総会が5日、市内のレストランで開かれた。地域安全活動の担い手として、美ぎ酒飲み(かぎさきぬみ)運動やちゅらさん運動の推進を掲げた宣言文を決議し、民警一致の精神で取り組んでいくことを確認した。総会後は防犯活動の功労者4団体15個人を表彰し、日ごろの活動をたたえた。
総会では、2015年度の事業計画案や歳入歳出予算案、役員改選案などを審議し、いずれも出席者の全会一致で承認した。
事業計画には月ごとの活動を詳細に明記。青少年の健全育成活動をはじめ自転車盗難防止対策、消費者被害防止、地域安全運動に取り組むほか、芸能祭などのイベントも充実させる。
予算は250万円。歳入の内訳は▽会費150万円▽市分担金万1000円▽村分担金3万7000円▽補助金2万3000円▽寄付金10万円-など。
これらを認めた後、宣言文を決議した。防犯協会員として、地域安全活動の担い手として、民警一致の精神で、▽ちゅらさん運動▽五つのかける運動▽子供や女性が安心できる街づくり▽振り込め詐欺防止対策活動▽青少年の健全育成活動▽美ぎ酒飲み運動-の推進を重点に据えた取り組みに全力を尽くすとした。
役員改選では、前川会長を再任したほか、副会長には川満好信さんと真壁寛樹さんを選任した。
総会の後に表彰式が行われ、宮古島署の瑞慶山力署長と防犯協会の前川会長が4団体と15個人に感謝状や表彰状、記念品を贈り、日ごろの活動をたたえた。
前川会長は「今年度も民間防犯団体の中核として『みんなでつくろう安全・安心の街』を合い言葉に、地域安全活動、青少年健全育成活動を強力に推進し、すべての地域とすべての皆さんが安心して暮らせる地域づくりにまい進したい」と決意を述べた。
瑞慶山署長は「これからも地域、防犯活動のリーダーとして頑張っていただきたい」などと話し、防犯協会員らを激励した。
新年度の役員と被表彰者は次の通り。
【役員】顧問=下地敏彦、伊良皆光夫、瑞慶山力▽会長=前川尚誼▽副会長=川満好信、真壁寛樹▽監事=砂川恵助、荷川取辰美
【防犯功労者(団体の部)】感謝状=丸信商会、リスペクトレコード▽表彰状=狩俣小学校PTA、西城学区民生委員・児童委員
【防犯功労者(個人の部)】表彰状=池間裕紀雄、山内豊彦、仲地高則、松川浩貴、砂川安功、伊波悟、垣花良子、砂川春美、塩川英男、垣花泰克、大浦博之、石嶺賢治、幸地ハツ子、宮平美代、根間瞳