語学研修に講師派遣/OCVB
観光人材育成事業を説明
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は5日、県宮古合同庁舎で2015年度観光人材プラットフォーム構築事業(講師派遣事業)の説明会を開催した。県内の観光関連企業などが実施する「人材育成研修」や「語学研修」に講師を派遣し、観光客が満足する質の高いサービスを提供できる人材を育成、確保することが目的。13人が参加し、担当者から事業の目的や研修内容などについて説明を受けた。
対象は観光客を受け入れており、県内に事業所があって1回の研修に5人以上の受講生を予定している企業や団体。
研修内容は▽語学力向上のための研修▽異文化理解のための研修③専門知識習得のための研修④その他、事業の趣旨や目的に沿った研修でOCVBが必要と認めるもの-。
冒頭あいさつした県文化観光スポーツ部観光推進課受入推進班の仲里和之班長は、県内では外国人観光客が増加しており、その受け入れ体制の充実が課題となっていると指摘し「宮古地区においても外国人観光客の増加が予想される。事業所の従業員のスキルアップや、収益増加につながるようこの事業を活用してもらいたい」と呼び掛けた。
説明会に参加したカヤックとダイビング業を営む男性は「リスクはたくさんある。講師派遣事業を活用して、専門的な講師と現場で働く人たちとの討論を通して、地域特性に合致した安全性確保のためのルールづくりができれば」と話した。
問い合わせは、沖縄コンベンションビューロー国内事業部受入推進課観光人材育成センター(電話098・859・6129)まで。