オクラの日で安価販売/JAあたらす市
消費拡大キャンペーン
JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会(長間武男部会長)主催の「オクラの日」キャンペーンが6日、JAファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」で開かれた。宮古産オクラが市価の半値で販売されたことから、売場には多くの買い物客らが詰め掛け、5袋、10袋とまとめて買い求めた。
宮古地区が県生産拠点に認定されているオクラの消費拡大などを目的に、オクラ専門部会は昨年、オクラ特有のねばねばとした粘りを表す宮古方言の「ムツムツ」から語呂合わせで6月6日を「オクラの日」に制定。それにちなみ、今年もオクラを安価で販売するキャンペーンが開催された。
販売開始に先立ち行われたセレモニーで、長間部会長が「宮古産オクラは関係機関や生産農家のたゆまぬ努力で年々、生産拡大が図られ、今では県内有数の産地として評価されている。今後は産地ブランドの確立が急務。これからもますますの支援をお願いしたい」と関係者に呼び掛けた。
宮古農林水産振興センター農業改良普及課の平良正彦課長は「消費者から宮古産がいちばんおいしいと言われるよう頑張ってほしい」、市農政課の福里匡課長は「今後とも重要品目として生産拡大に励んでほしい」と農家を激励した。
キャンペーンでは12本入りのオクラ2000袋を1人10袋までの数量限定で販売。販売開始と同時の売場には大勢の人が殺到。我先にとオクラを買い物かごに入れていき、約2時間後の正午過ぎには完売した。
子供と買い物に訪れていた主婦(37)=平良=は「オクラの日で安く買えると聞いて来た。茹でたものをポン酢で食べたり、肉を巻いて焼いたりと普段からよく食べている。子供も大好き。こういうキャンペーンはありがたい」と語った。
店内ではオクラケーキやオクラ入りサタパンビン、オクラ麺を振る舞う試食も行われたほか、セレモニーのアトラクションでは「はなぞのこどもえん」の園児が踊りを披露した。