宮古で8件の流出確認/年金機構個人情報
市民からの相談は31件
日本年金機構へのサイバー攻撃による不正アクセスで約125万件の個人情報が流出した問題で、日本年金機構平良年金事務所(松原雄一郎所長)へは8日までに市民から31件の問い合わせがあり、そのうち8件で情報流出が確認された。同事務所では、この問題に関して年金機構から直接、電話をすることはないとした上で、年金機構をかたる電話に注意を呼び掛けている。
平良年金事務所に同問題に対する問い合わせが最初に来たのは、日本年金機構が外部流出の事実を発表した1日から4日後の5日。そこから8日までの4日間で、来所による相談が26件、電話相談が5件あり、確認した結果、来所相談26件のうち6件、電話相談5件のうち2件で情報が流出していたことが明らかになった。ただ、相談者の中には、年金機構から情報が流出してしまったことを知らせる文書が届いてから、内容確認に訪れた人もいたという。
宮古地区で何件の情報流出があったのかについて、同事務所では把握できていない。
平良年金事務所では幅広く相談に対応するため、通常は定休日の日曜日に当たる14日を午前9時30分から午後4時までオープンさせる方針。6、7日の土、日曜日も開所させ相談に応じていた。現時点では、平日でも同問題に関する問い合わせが、一般の相談者に支障をきたすような状況にはなっていないという。
松原所長は「確認が必要な場合はこちらから出向くことになっていて、年金機構からこの問題に関して電話をすることは一切ないので、年金機構をかたる電話には注意してほしい」と呼び掛けた。
平良年金事務所の受付時間は、月曜日が午前8時30分から午後7時、火曜日から金曜日は午後5時15分まで。第2土曜日は午前9時30分から午後4時まで。通常は第2以外の土曜日と日曜日、祝日が定休。
問い合わせは同事務所(電話72・3650)まで。