プレミアム商品券 来月7日から利用開始/商工会議所が会見で発表
30~40%お得に買い物/取り扱い登録店舗募集中
販売価格より30%から40%多い金額の買い物が市内の登録店舗でできるプレミアム商品券の販売、利用が7月7日からスタートする。事業主体である宮古島商工会議所(下地義治会頭)は11日、会見を開き、発行目的や商品券の種類などを発表した。利用期限は12月31日まで。現在は取り扱い登録店舗を募集している。
「美(か)ぎ島(すま)宮古島プレミアム商品券」と名付けられた商品券には「普通プレミアム」、「指定特産品プレミアム」、「E3プレミアム」、「多子世帯プレミアム」の4種類がある。「普通」は登録店舗で品目を限定せず使用できる商品券で、価格は500円券13枚つづりの6500円分が5000円。「指定特産品」は宮古島産のマンゴーと車エビ、宮古上布(宮古織り、島シャツ含む)購入専用で1000円券14枚つづり1万4000円分が1万円。「E3」はE3給油専用、「多子世帯」は未成年の子供が3人以上いる世帯のみが購入できる。いずれも500円券14枚つづり7000円分で5000円。「多子世帯」対象世帯には購入引換券となるはがきが送付される。
販売は市中央公民館と平良を除く市役所各庁舎で順次、実施する。販売期間は市中央公民館が7日から11日、13日から17日は下地、21日から24日は伊良部、27日から31日は上野、8月3日から7日は城辺。各窓口での販売枚数は各地域の人口割りで振り分けるが、居住地域に関係なくどの窓口でも購入できる。購入限度額は各商品券1人3万円まで。「多子世帯」は1世帯で3万円まで。
発行組数は「普通」が4万419セット、「指定特産品」2000セット、「E3」4000セット、「多子世帯」7401セット。
会見で下地会頭は、事業主に店舗登録を呼び掛けるとともに「消費拡大につなげる千載一遇のチャンスととらえ、セールスイベントなど相乗効果が出る取り組みをしてほしい」と呼び掛けた。会見に同席した長濱政治副市長は「多くの市民に購入してもらい、多くの事業所が取扱店となってもらえれば、かなり消費喚起ができると思う。ぜひ活用してほしい」と語った。
同事業は国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の地域消費喚起・生活支援型予算を活用。補助金額は約1億3000万円で、商品券へのプレミアム上乗せ額約9000万円と券発行事務手数料などに充当される。
同商品券に関する問い合わせ電話窓口は、22日開設へ向け現在準備中。
登録店舗の募集期間は19日までで、16日には午前10時から市中央公民館、午後2時からは伊良部支所で募集説明会が開かれる。