島尻船長に県知事表彰
長年の業績を評価/宮古島署で受賞報告
宮古島署(瑞慶山力署長)は11日、同署地域課警察用船舶「みやこ」の島尻輝市船長が沖縄県知事表彰を受賞したと報告した。島尻さんは県警技術職員。表彰は長年の警察業務に多大な業績を上げ、治安維持に貢献したことが評価された。
島尻船長は「私よりも頑張っている人がいる中で、自分が受賞できたのは夢のような気持ち。この仕事には週末や休みは関係なく、いつでも出動できるように緊張感を持っている。これからも、しっかりと職務を遂行したい」と喜びを語った。
瑞慶山署長は「県知事表彰は警察官でもなかなか受けられる賞ではない。島尻船長の日ごろの勤務態度や実績からすれば、私は受賞すべくして受賞したと思う」とたたえた。
高吉秀行地域課長は「県内5人の内の1人に選ばれた素晴らしい表彰。これからも安全航海で職務を遂行してほしい」と述べた。
県警14署の中で警察用船舶が配備されているのは那覇署、与那原署など7署。船長としての県知事表彰受賞は県警本部で2人目。
警察用船舶「みやこ」は水難事故防止の海上パトロールや身柄の護送などが主な仕事。
島尻輝市(しまじり・てるいち) 53歳。伊良部長浜出身。宮古水産高校卒。宮古フェリーから1987年4月に県警本部に採用。2006年に船長に昇任。宮古島署、那覇署を経て現職。