伊計さん(多良川)優良従業員表彰/県工業連合会
今年度の事業計画など承認
【那覇支社】県工業連合会は10日、那覇市内のホテルで第31回定時総会を開き、湧川昌秀会長(沖縄ガス顧問)の後任に副会長の呉屋守章氏(金秀アルミ工業副会長)を選出した。
総会では2015年度の事業計画・収支予算などを承認したほか、優良従業員賞で多良川の伊計恵蔵さん(59)=城辺字西城=らを表彰した。
同賞は、常に業務に精励し率先垂範して職責を果たし、多年にわたる業績が社員の模範となるとして贈られる。受賞者91人を代表して表彰状を授与された伊計さんは「勤続36年になるが、これまで支えてくれた会長や社長、社員、家族の協力の下で素晴らしい賞をもらうことができた。たいへん感謝している。今後も杜氏として消費者に喜んでもらえる良い酒を造っていきたい」と喜びを語った。
表彰式では古波津製造業育成基金の製造業起業賞に、山羊の乳製品製造・販売する「はごろも牧場」(中城村)の新城将秀社長(72、城辺字新城出身)、図書贈呈に宮古島市から平良中学校など7校が選ばれた。
総会で、呉屋新会長は「工業連合会は幅広い産業で構成され、県内の雇用創出やものづくりに大きな役割を担っている。会員の協力を得ながら県経済の発展のために頑張りたい」と抱負を述べた。