全国出場記念イベント/宮高ダンス部
パワフルな動きが売り
第28回全日本高校・大学ダンスフェスティバルへの出場を決めた宮古高校のダンス部を応援するイベントが13日午後、マティダ市民劇場で開催された。生徒たちは目標達成の喜びと感謝を込めてパワフルなダンスを披露、併せて全国大会で発表する幻想的な作品を演じて観客を魅了した。
このイベントは同校ダンス部の保護者会が主催して開いた。宮高ダンス部のほか複数の関係団体がゲスト出演して盛り上げた。
前半の見所は、宮高ダンス部によるダンス劇「ももたろう」。物語を現代風にアレンジし、劇中にダンスバトルを取り入れる独自のプログラムで観客の視線をくぎ付けにした。
後半は、8月の全国大会で発表する作品「掟の門~挫折と貫徹の狭間で~」が最も注目を集めた。
フランツ・カフカによる短編小説「掟の門」を題材に取り上げ、光と影を巧みに操って幻想的な雰囲気を演出。人の心模様を静と動のダンスパフォーマンスで表現し、喝采を浴びた。
演目後、同校の本村博之校長は「全国大会出場は生徒の努力はもとより、保護者や地域住民の支えのたまもの」と感謝。生徒たちに対しては「納得の練習を積み重ね、全国大会でも観客をきょうのように感動させてほしい」と激励した。
ダンスフェスティバルは8月5日、兵庫県神戸市で開幕する。