純利益、過去最高に/空港ターミナル社
株主総会で第38期決算確認
宮古空港ターミナル社(下地義治社長)は15日、第38期定時株主総会を市内のホテルで開いた。同期(2014年4月1日~15年3月31日)の決算は総売上高が7億5080万円、経常利益は5736万円を計上した。税引前当期純利益は過去最高となる5733万円(前期比11・3%増)、税引き後の当期純利益は3613万円となった。総会ではこのほかに、取締役や監査役の辞任に伴う選任案件などを審議し、すべて承認した。
第38期の営業実績をみると、同社の事業で大きな比重を占めている賃貸料収入は微増。直営店事業は4月に面積縮小があった「美ら旅」売店は前期比22%の減となったが、乗降客数の増加でA&W、ぐりーんりーふが好調に推移した。
この結果、直営店全体の売り上げは3億3900万円、総売上高は7億5000万円を計上した。売り上げ原価は1億9200万円で売上総利益は5億5800万円となった。
販売費および一般管理費は4億9700万円。定期昇給と退職者2人の補充のための新規採用に伴う事務員給与の増、空調機リースによる賃借料の増などがあった。この結果、本業のもうけを示す営業利益は6000万円となった。
この営業利益に本業以外の損益を加える経常利益は前期比12・6%増の5736万円、税引き前の当期純利益は前期比11・3%増の5733万円と過去最高額を計上している。
総会ではこれらの決算を確認したほか、▽剰余金の処分▽自己株式取得▽取締役選任▽監査役選任▽取締役の退職慰労金支給▽監査役の退職慰労金支給-の各議案を承認した。
取締役選任案件では琉球銀行の松原知之氏を新たに選任。監査役には沖縄銀行の伊計衛氏と沖縄海邦銀行の兼城賢雄氏が就いた。